にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語 [ サム・キーン ]

   

サム・キーン 大田直子(翻訳家) 朝日新聞出版ニワカニ ワ シンジラレナイ イデンシ ノ フシギナ モノガタリ キーン,サム オオタ,ナオコ 発行年月:2013年10月 ページ数:413p サイズ:単行本 ISBN:9784023312388 キーン,サム(Kean,Sam) ワシントン州在住のサイエンス・ライター 大田直子(オオタナオコ) 翻訳家。

東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 決め手はA・C・G・Tー遺伝子スコアの読み方(遺伝子、奇形、DNAー生物はどうやって形質を子どもに伝えるのか?/瀕死のダーウィンーなぜ遺伝学者は自然淘汰説を抹殺しようとしたのか?/DNAは壊れるものー自然はどうやってDNAを読み、どうして読みちがえるのか?/DNAの楽譜ーDNAはどんな種類の情報を蓄えるのか?)/第2部 動物としての過去ー這うもの、跳ね回るもの、殺すもの(DNAの釈明ーなぜ生命はこれほどゆっくり進化し、そしていきなり複雑になったのか?/生存者と肝臓ー最も古く最も重要なDNAは何か?/マキャベリ主義の微生物ーヒトDNAのどれだけが本当にヒト特有なのか?/愛と先祖返りーどの遺伝子が哺乳動物を哺乳動物たらしめるのか?/ヒューマンジーなどの惜しい失敗ー人間はいつ、どうして、サルから分かれたのか?)/第3部 遺伝子と天才ー人間が人間らしくなったわけ(緋文字のA・C・G・Tーなぜヒトは絶滅しかけたのか?/サイズが問題ーどうして人間はこれほどにグロテスクに大きい脳を獲得したのか?/遺伝子の芸術ー芸術的才能はDNAのどれくらい深いところにあるのか?)/第4部 DNAのお告げー過去、現在、未来の遺伝学(過去は序章、のこともあるー遺伝子は歴史的英雄について何を教えてくれるのか(そして教えられないのか)?/三〇億の小さいかけらーなぜ、ヒトはほかの種よりたくさん遺伝子を持っていないのか?/得やすいものは失いやすい?ーどうして一卵性双生児はまったく同じではないのか?/私たちが知っている(そして知らない)生命ーそれで、一体何が起こるのか?) 人間の活動はすべて、私たちのDNAのなかに検証できる痕跡を残す。

そのDNAが記録する物語が音楽のことであれ、スポーツのことであれ、無節操な病原菌のことであれ、それらの話がトータルで、地球上の人類誕生にまつわる遠大で入り組んだ物語になっている。

そして私たちが自然の最高の誇りであると同時に、自然の最も不合理な産物でもあるのはなぜか、その理由を教えてくれる。

愛も、才能も、闘いもーDNAに刻まれた人類の歴史をひも解く全米ベストセラー・ノンフィクション! 本 科学・技術 生物学

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